貯水槽の修理時は断水しなくちゃいけないの?
  1. 貯水槽修理に欠かせない断水!マンション・アパート・ビルのオーナーがするべきことは?

マンションやアパート、ビルの
貯水槽修理は断水しなくちゃできない?

貯水槽修理には断水が必須

貯水槽修理には断水が必須

貯水槽の修理の際はもちろん、清掃においても作業中は断水しなければなりません。断水になる時間は貯水タンクの容量や水槽内の水量によっても異なりますが、1〜2時間半というのが一般的でしょう。

修理の場合、天井パネルの修理や外面塗装などの外部工事には断水を伴いませんが、内部工事の場合は必ず断水することになり、その時間は業者や修理内容によって幅があります。特に貯水タンクの内部の状態が悪い場合、補修に丸1日かかることもあるため、その場合はその間断水になってしまいますが、業者によってはこれを数時間で済ませてくれるところもあります。

必ず前もって断水の周知を!

必ず前もって断水の周知を!

貯水槽の修理に伴って断水を余儀なくされる場合、管理者は必ず建物の利用者に対してそれを事前に周知しなければなりません。マンションやアパートのオーナーはこれを前もってお知らせすることを徹底しなければ、住民に大変な不便を強いることになりますので十分な注意が必要です。特に断水時間が長くなる場合は少なくとも1ヶ月前には周知して、1週間前に再度知らせるというくらいの配慮が必要かと思います。

そして断水の知らせを受けた側は、断水している間に水を使わずに過ごすことができるよう準備すると同時に、断水が終わったら蛇口をひねって水をしばらく出し、異常がないことを確認してから使うようにしましょう。断水後には濁った水が出ることがありますが、出しっぱなしにしておくとすぐにきれいな水が出るようになります。万が一時間が経っても水が濁ったままだったり、出が悪くなったりした場合は、ただちに管理者に知らせるようにしてください。

古い建物は給水ポンプの故障にも注意!

貯水槽の清掃や修理に伴う断水については、管理者側は時期を把握しているはずなので事前のお知らせができますが、貯水槽が突然故障して断水を伴う修理が必要になると、周知する間もなく建物の利用者に断水を強いることになります。

この突然の断水を招く事故として最も多いのが給水ポンプの故障。その建物に飲食店が入っている場合は、ただちに営業をストップせざるを得ない事態を招くことになり、管理者が損害賠償を請求されたケースもあります。

給水ポンプの不具合は復旧ボタンを押すことで直る場合もありますが、古くなってすでに不具合が出始めているポンプはそれで一瞬稼働してもまたすぐに止まってしまうことが多いようです。ポンプが止まるという事態が発生したらすぐに修理業者を呼ぶこと、そしてそうなる前に定期点検を怠らないようにすることがやはり管理者としては必須であると言えるでしょう。

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