貯水槽から直結給水方式に
切り替えたほうがいいの?
そのメリットデメリットを紹介!
直結給水方式とは?
建物に水を供給する方法には貯水槽水道方式のほかに「直結給水方式」があります。これは水道管を通って来た水を一度水槽に溜めるのではなく、そのまま各戸の蛇口まで届ける方式です。
直結給水方式には水圧だけで給水する「直圧直結給水方式」と、水圧の不足を増圧ポンプによって賄うことで中高層階まで給水する「増圧直結給水方式」があります。3階までの建物には「直圧直結給水方式」、4階以上の建物には「増圧直結給水方式」が採用されますが、4階以上の建物でも水圧が強く直接給水できる場合には、増圧給水設備の設置を留保しながら特例として直圧で給水する「特例直圧給水方式」が採用されることもあります。さらに中高層ビルに採用される増圧直結給水方式については、増圧ポンプの設置方法によって「標準型」「直列多段型」「並列型」などの種類があります。
これらの給水方式には、建物の敷地の広さや階層、マンションやアパートであれば世帯数によってそれぞれ採用の制限がありますが、どの方式を選択するかはそれらをクリアした選択肢の中から最終的に建物のオーナーが決めることになります。