貯水槽の修理ってどんなことするの?
まずは劣化診断から
断水や汚水の危険から建物の利用者を守るためにまず管理者としてやるべきことは、貯水槽の劣化診断です。貯水槽を専門に取り扱う業者の中には劣化診断を無料で行ってくれるところもあります。
この劣化診断ではどんなところをチェックしてくれるのかというと、まずFRPの強度が落ちていないかどうかについて、タンクの外側から入念に検査してくれます。FRPの強度が落ちることによって本体の破断が起こり、水質にも影響を及ぼすのでまずはこのFRPチェックがとても重要なのですね。そのほか、水槽内部についても腐食や水漏れ、発錆などがないかどうかを調査します。そして劣化診断が終わると状況を詳しくまとめて診断書を作成し、補修や修理が必要な箇所があれば知らせてくれます。
各種水槽の劣化診断や耐震診断を行うことができる専門的知識を持っているのが水槽診断士。既設特定住宅部品診断士(水槽診断士)の登録講習を修了した上で、優良住宅部品の評定機関である一般財団法人ベターリビングに登録することで水槽診断士になることができます。